【要約】エフォートレス思考 少ない力で大きな成果を上げる考え方

エフォートレス思考って聞いたことありますか?

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、ミニマリストの考え方に近いものを感じたので、今回はその「エフォートレス思考」について、お話をしていきたいと思います。

きっと、この言葉自体を知らなくても、読んでいくうちに「もうすでに実践していた」とか、「この考え方いいなぁ」とか「自分の中にも取り入れたい」と言うものに出会えると思います。

目次

エフォートレス思考

こういうこと、こういう考え方がエフォートレス思考だよ、という例をいくつか挙げておきます。

難易度を下げれば、力を入れなくても前に進む。

楽をするのは悪いことだという思い込みを捨てる。

嫌なことを我慢するより、楽しく出来るやり方を探す。

退屈なタスクにちょっとした遊びを加える。

頭の中の不用品(ノイズ)を手放す

足りないものに目を向けると、今あるものが見えなくなる。

今あるものに目を向ければ、足りないものが手に入る。

不満ではなく、感謝に注意を向ければ世界の見え方が変わる。

ミライヘの不安

「こうなったら嫌だな」と起きてほしくないことを考えない。心配事の97%は実際には起こらない。

ネガティブな感情を手放す

自分を傷つけた人に対するネガティブな感情を手放すことは、相手を自由にすることでなく、自分自身を「執着」から解放するため。

今この瞬間にフォーカスする

聞きながら他のことを考えない。一点集中。

そこにいながら、過去や未来の予定に気を取られないこと。

雑多な情報を無視して、見るべきものだけを見る。

リラックスも仕事のうち

  1. 午前中に最優先の仕事をする。
  2. その仕事を90分以内の3つのセッションに分割する。
  3. それぞれのセッションの間に10〜15分の休憩を取る。

1日の睡眠時間を8時間に。深い眠りを確保する。

就寝の90分前にお風呂に入り、ベッドに入る1時間前にはすべての電子機器を切る。

研究では90分の昼寝は8時間の睡眠と同程度の学習能力の向上が見られた。

エフォートレスな行動

収穫逓減(ていげん)の法則

あるポイントを超えると、努力の量は結果に結び付かなくなる。むしろ、パフォーマンスが低下するという法則のこと。

→頑張りすぎ=オーバーエグザーション

ゴールを明確にイメージする

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曖昧なゴール明確なイメージ
痩せたい体重60kgで引き締まった身体の自分。
もっと歩こう10日間で1万歩歩いた自分。
資料を作りたい商品写真を入れてA4で作る。
SNSを始めたいインスタに登録して1投稿する。

今日のリストを作り、実行する。

最後にできたかチェックする。

はじめの一歩を身軽に踏み出す

最終的なゴールは遠くても、最初の小さなゴールが見えれば、先に進むのは容易になる。

まずは最初の一歩を踏み出すこと。

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重要なプロジェクト最初の一歩マイクロバースト
ガレージを掃除ほうきを見つける。ほうきで掃き、自転車をしまう。
レポートを書く紙とペンを用意。レポートの見出しを完成させる。
動画を作る動画編集アプリを開く。写真と動画を取り込んで並べる。

【マイクロバースト】
10分程度の短時間に強烈な風が生じる気象現象のことを言う。

行動を起こすたびにエネルギーと自信がどんどん積み重なる。

2.5秒が未来を変える

脳科学や心理学では「今」として体験される時間は「2.5秒」。

2.5秒あれば、「PCを起動する」「写真を撮る」「深呼吸する」など簡単に注意を切り替えることができる反面、同じ2.5秒でもFBやインスタの「いいね」やスクロールで一瞬で更新されるニュースフィードなど無駄な行為をしてしまうこともある。

この2.5秒という「今」を積み重ねることでゴールは近づく。同時に無駄な方向に一歩踏み出すとゴールは遠くなる。

手順を限界まで減らす。必要のない努力をしない。

最低限必要なステップは何か?

「手を抜く」とか「品質を落とす」のではない。

不要なステップを排除する」ということ。

成功したいのなら、まずは終わらせる。

必要以上の努力は誰のためにもならない。

やらないことを最大限に増やし、余計な付け足しをしないことがポイント。

目標を達成するために下限値と上限値を定める。

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プロジェクト下限値上限値
プロジェクト下限値上限値
1ヶ月で本を読み終える。1日5ページ以上読む。1日25ページを超えない。
月の売り上げ目標を達成する。営業電話を1日5回以上。営業電話は1日10回以下。
ブログを1投稿完成させる1日500語以上書く。1日1000語を超えない。

下限値と上限値の設定

【下限】
モチベーションを維持できる程度には高く、予想外のトラブルがあっても達成できる程度の低さ。

【上限】
順調に進んでいると感じられるくらいには高く、疲れてしまわない程度の低さ。

エフォートレスの仕組み化

枝葉ではなく、根を叩く。

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枝葉を叩く根を叩く
心臓病の薬を何年も飲み、高度な手術を受ける。食事と運動に気をつけて、免疫力を高める。
子供が毎日部屋を散らかすのを、イライラしながら片付ける。散らからないように、モノ自体を減らす。
課題の締め切り前にいつも徹夜して、疲れ果てる。締め切り1週間前から1日1日課題に取り組む。

エフォートレス思考「まとめ」

なんとなく、エフォートレス思考がどういうものか理解していただけたのではないでしょうか。

こちらのエフォートレス思考を本でもっとじっくり読みたいという方は、こちらがおすすめ。

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